「日経Kids+」という教育関連雑誌のQ&Aコーナーに木村塾長のコメントが掲載されています(平成25年)。

子どもたちが中学生になったら、きっと保護者の皆さんであれば誰もが経験するであろう「反抗期」。そんな時、親としてどう向き合ってあげたら良いのでしょうか?

反抗期の子どもとの向き合い方とは?

Q.やる気がない、反抗期の子との正しい向き合い方は?
A.子どもを認め、声をしっかりと受け止めることが第一歩

中学3年間は小学生時代と違い、親も高校受験が常に頭の中にあります。調査書があるから学校の成績もおろそかにできない。つい過干渉になって小言を言ってしまう。

日経Kids+に木村塾長の記事が掲載されています!一方、子どもは思春期の真っ最中。反抗したり、勉強に身が入らなかったりする子も多いでしょう。

親や学校に反抗的な子を見ていると、必ず何らかのメッセージを発しています。何かに不満があって話を聞いて欲しい、心の底では甘えたい...。やる気がない子は、友達関係など勉強に向かえない理由があるはずです。

では、親は何をすべきか。それは「子どもを認めてあげること」に尽きます。愚痴や文句ばかりを言うのではなく、「頑張っているね」、「いつでも味方だよ」と子どもを認め、それを言葉や態度で伝えること。学校で突っ張っている子も、彼らの話に耳を傾けるだけで落ち着く子がほとんどです。親は子どもを認めることで、逃げ込めるスキを与えてあげる。「一番の味方は親だ」と実感できていれば、子どもの心に余裕が生まれる。これがすべての解決の一歩です。

次に親は子どもの発信する、見えないメッセージが何かを突き止め、解消していくこと。家庭は子どもが安らぐ場です。子どもの気持ちが安定すれば、おのずと勉強にも身が入るものです。

木村知明さん ローラン教育学院長 大阪府教育委員

大阪府大東市で学習塾を経営する傍ら、大東市の中学で展開する土曜講座が話題を呼ぶ。やる気のない子や“やんちゃな子”の指導にも定評がある。2012年、公募で大阪府教育委員に選出。